banner

株券を発行有無

株券を発行せずに株式会社設立をする

株式会社設立をすれば、出資者は株主となります。株券とは、株主の地位や権利を表すための有価証券で、これを持っていれば株主であると認められたのです。会社法が作られる前には、商法によって定められていました。このときには、原則として株券を発行しなければならず、この株券を持って譲渡が行われていたのです。以前はそれでとくに不都合はなかったと言えるでしょう。

しかし、株主がたくさんいる場合には、このようなことを行なっていると非常に不便です。頻繁に株主が変わるような場合には、いちいち手続きを行わなければならないのですから、無駄なコストが発生することになります。実際のところ、株主は自分で保管するのではなくて、保管振替制度などを利用しているのが普通でした。むしろ、自分で保管していると、盗難などのリスクもありますから、たいていは自分で保管せず、保管のほうについても証券会社を通じて行うというのが一般的に行われていたようです。

また、小規模な会社の場合には、譲渡そのものがほとんど行われませんから、特に必要はないと考えられます。株主名簿と言っても、覚えることのできるくらいの人数しかない場合もあります。このような場合には、発行しても、それを利用する機会はほとんどなく、最終的に会社そのものを譲渡するときくらいにしか用いる事がない場合もあります。

このようなことから会社法が定められたときには、原則として発行しないことになったのです。IT化が進む中で、このような動きになるのは事前なことだと言えるでしょう。ただ、発行してはいけないと言うことはありません。会社設立をする時点で、発行するべきかどうかを決めることはできます。発行するにはもちろんですが、費用がかかります。会社設立時にはできるだけ費用を抑えたいと考える人は多いでしょう。また、余計な手間をかけたくないという人も多いでしょう。このような人の場合には、わざわざ株券を発行しないほうが良いのです。

なお、会社設立の時点で株券を発行するように定めることもできます。何らかの事情があって発行しなければならない場合には、発行できるように定めておくのが良いのです。しかし、この場合であっても、株主から請求されるまでは発行しなくて良いとされていますから、最初にすべて作成しなければならないわけではありません。会社設立のときにはコストを抑えるために発行せず、必要になってから作成をして発行することもできます。

Copyright(c)2014 株式会社、合同会社設立に向けてのお得情報満載ですAll Rights Reserved.